後付け庇でデッドスペースの有効活用

東京都世田谷区のH外国語学院。
2階までの天高が3.5Mで結構高かったため、雨が吹き込んだり、差し込む西日が暑かったりしていました。ひさしが切実に必要でしたが、玄関口の敷地が斜めになっていて既製品は合わないし、色々と問題を抱えていたのでなかなか設置できない状況でした。
横幅10メートルの空間で、左側の奥行きが2.5メートルで、右側の奥行きは1メートルしかない状況でしたので、最初は出幅1000 (1M)で10メートルを提案しました。一枚のシートで30メートルまで拡張できるケノフィックス(CANOFIX)の特徴を活かすと、見栄え良く仕上がると思いました。
しかし、学院の性質上、学生たちがエントランスで集まることも多いのではないかと、少しでも広くスペースを使えるように工夫し、急遽、出幅1500で5メートル、出幅1200で2メートル、出幅1000で3メートルにプラン変更して進めました。
出幅が異なるため水漏れの心配も増えるし、果たして見栄えはどうかとちょっと心配でした。何があっても雨漏れはさせたくなかったので、ウロコ状にして重なる部分を作り、つなぎました。屋根受け(ブラケット)のベースも出幅によって大きさが異なるためブラケットの下の線を合わせるように気を遣いながら完成!
理事長さんから喜んでいただけることができました。”格好いいね。これなら、大勢集まっても問題ないし、駐車場としてもつかえそうだ。”と云われました。^^
既成概念に捉えられず、提案してよかったと思いました。何より、ケノフィックス(CANOFIX)に色々とサイズバリエーションがあって良かったと思いました。 中々異なるサイズを繋いで設置する現場は少ないので貴重な経験をさせていただいたと思います。 この経験を活かしていろんなどころで活かしたいと思います。
これから、たくさんの学生さんが集まりますよう、学院のご発展とご健勝をお祈りいたします。^^