後付けのデザインひさしでエントランスをお洒落に
神奈川県中央林間駅 (出幅1200 x 横幅4000mm ブラケット:グレー・シート:ブラウン)
今回は、RC造の積み石タイル貼りの建物で設計からたち触りました。最初の仕上がりは積み石タイルではなかったのですが、途中で仕様変更になり凸凹の多い壁面になったが設置可能かと問われました。
ALCなどで2センチ程度の段差があるのであれば、別の補強を施さなければなりませんでしたが、RC造のコンクリートの建物だったので問題ないと判断し進めました。
実際2センチから4センチほどの厚みのあるタイルだったので、その分アンカーを長い物を用意し設置しました。壁面が平らであれば、ブラケット(屋根受け)を風の影響などを考え強く締めて固定するのですが、今回は壁面が平らでなく凸凹しているのできつく締めてしまうと壁面に対して垂直に固定できなくなってしまします。
垂直に取り付ける方法としては、ブラケットの場所を決めアンカーを打ち込みある程度締め付けてから先端の前固定ポールを繋いで差し込みます。その際、ポールがうまく入らなかったり、入っても上がっいたり、下がっていたりしているのが目に見えるようになります。前固定ポールが水平になるように、各ブラケットのアンカーを締めたり、緩めたりして調整できます。(前固定ポールが水平に取り付けていないと、シートを入れてシートを抑えるためのアームを固定する際もボルト穴が合わなくなり、ボルトを入れるのに一苦労しますので、ブラケットが垂直に設置できるように心かけて取り付けてください。^^)
今回は、クリニックの看板が後付けひさしの下にあるし、シャッターボックスの上だったため、照明も入っていなかったので色付きのシートで暗くなることが懸念されましたが、透明な素材でサングラスをかけたような感じで、まぁまぁ〜良かったかと思います。さすがに白色は影響ありましたが(苦笑)
できれば、もうちょっと庇を高く設置できれば、看板に影を落とさないようになるのではないかと思いました。しかし、ひさしをシャッターボックスの上に取り付けるしかなかったので、これ以上高く取り付けると雨よけとしての機能が薄くなってしまいます。ですので、直接ひさしの影が落ちないように(少しでも影が薄れるように)5センチほどあげての取り付けになりました。
ケノフィックス(CANOFIX)は、現場の状況に合わせ設置可能な柔軟さを持っているので誰にでも取り付けできるように開発されました。軽くて丈夫な素材、組み立てて挟むだけのシンプル構造でその機能性や、デザイン性などが世界33カ国で認められ、選ばれております。