BLOGブログ
BLOG

庇後付けで濡れる心配のない自転車の専用スペースを作りたい。

2019/10/15
自転車置き場、サイクルポート

千葉県四街道市 M様邸  出幅1000 x 横幅2000mm ブラックブラケット・ブラウンシート

今回は、敷地内に専用の自転車置き場を作るために庇を後付けしたいとのことでした。主に自転車を置くつもりだし、風が強く雨が吹き込むのを少しでも防ぎたいので、極力庇を低く設置したいとのことでした。

以前使っていたテントばりのパイプ式のサイクルポートは先日の台風でダメになって撤去し、丈夫なものを探していて後付け専用のケノフィックス(CANOFIX)を見つけたようでした。

最初の計画としては、以前のパイプ式のサイクルポートがあった場所のエントランスのすぐ近くに設置する予定でした。しかし、壁に取り付けるためには、エントランス周囲の雨樋や、窓枠などに邪魔されてご希望の2M幅の庇を後付けすることができない状況でしたので、スペース的に余裕のある奥の方に設置することになりました。

ケノフィックス(CANOFIX)本体は、ポリーカーボネートとアルミバーで構成されており、加工しやすいのでカットしご希望の場所に設置することもできましたが、自転車の幅が1800mmで庇を切ってしまうと自転車がはみ出す可能性もあり、雨よけとしての役割を果たせなくなるので建物の奥に設置することにしました。

 

以前パイプ式のサイクールポートのように低くても良いとのことでしたが、ケノフィックスは、強度のため26センチの縦幅がありますので、自転車を出入りする際に、頭がぶつかる可能性があることを説明しました。 毎日使うものですし、ぶつからないように気をつけて使うことは快適だとは言えませんので、30センチほど高く設置することにしました。 

取り付け自体は2時間半弱で終わりました。^^木造の場合、サイディングのつなぎ目の下にだいたい主柱があり、そこが取り付けポイントになります。 今回もそこを狙い取り付けました。 強度と防水のことを考え、目地としてのコーキングを避け100角の柱にベース60ミリのブラケットを左寄せで取り付けました。取り付け完了後、お客様から言われたことが、建物が築4年目で6年ほど後に修繕の際に目地のコーキングを全体的に剥がし入れ直すつもりだったとのことで、ブラケット分(60mm) 塞がれていたことを気になさっていました。 ブラケットでふさがり、周りにコーキングで埋めてあるので露出されている部分と違い、劣化は止まるのではないかと思いますが.....   とにかく、一つの経験として、気になさるお客様がおられましたので、これから木造の建物に庇を後付けする際は、目地の部分を塞いでも良いかどうか、伺うことにします。^^

個人的なことではありますが、お客様も満足していただいたし、設置作業中に体を動くたび、お隣さんのローズマリーとハーブの香りが漂い、とっても気持ちの良いひとときを過ごしたような気がしました。^^