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庇後付けで洗濯物を日干しできる環境に

2020/01/06
#庇後付 #雨よけ #デザインひさし #洗濯物 #バルコニー #ベランダ #テラス #ウッドデッキ

群馬県前橋市川原町 新築戸建 ( 出幅800mm x 横幅2700mm / ブラケット:グレー/ ボード:クリア)

背の高い松に吹く風の音を感じられる静かな住宅地に佇む新築戸建のランドリールームの前が今回の現場でした。 敷地には充分な余裕はありましたが、多分デザイン上、庇は設けていなかったようでした。

気持ちのいい日差しが中まで差し込む良い環境のランドリールームでしたが、洗濯物はやはり、日光と風の通る外で日干しができればと庇の後付けを検討するようになったとのことでした。 雨の多い日本で日干しというのは結構大事ですよね。

 家を建ててくれたハウスメーカーに尋ねたがひさしの後付けはできないと断られ、ネットで検索してデザイン的にも良さそうな弊社の「ケノフィックス(CANOFIX)」を見つけたので連絡したとのことでした。

最初は横幅を2.5Mで話があり、木造ですので91センチ幅でブラケット(屋根受け)を3本取り付ければ簡単に設置できると思いました。しかし、ブラケット3本で横幅をもっと長くできないかと尋ねられました。

木造は壁自体は力がないし、風に煽られ吹き飛ぶ可能性もありますので必ず主柱や、間柱を見つけて設置しないといけないのです。 

見栄えを考えてブラケットをどうしても3本で設置したいとのことでしたので、屋根シートの片方(左側)を壁にくっつけてコーキングすることによってある程度の補強も可能ですと伺いましたが、壁にくっつけたくはないとのことでした。 結論的に20センチ伸ばした2.7Mにやることになりました。 2.7M以上からはブラケットを4本にしないと風などの影響により、その分ブラケットにかかる負担が大きくなりますので、ブラケットを減らすことはしない方が良いです。(RC造や石造建物はブラケットの幅を広げることも可能ですが、日本の木造ように柱の位置が決まっている建物は、柱に取り付ける必要があります。)

今回はお客様の出幅(奥行き)のご希望が800でしたので、弊社のケノフィックスの中で積雪などに最も強いタイプのPPC800を使うことになりました。 率直にこのタイプだともうちょっと長くしても問題はないのですが、見栄えの面でも不安定ですし、態々建物に負担かかるのを知っていながらお勧めはしたくはなかったので2.7Mで収めるようにしました。

個人的には、ウッドデッキに余裕がありPC1000でも良かったかなぁ〜とも思いましたが、洗濯物を2列にしない限り充分に余裕のあるスペースが確報できたし、お客様も満足しておられましたので良かったかと思います。 これからは、急な雨も気にせず、気楽に日光に日干しできる快適な時間を過ごすことができるでしょう。^^