BLOGブログ
BLOG

DIYでひさしを後付けする際のポイントまとめ㊙︎

2020/02/16
#ひさし #後付け #DIY

後付けひさし「ケノフィックス(CANOFIX)」を取り付けるに当たって、まず知っておくべきことを整理してみました。

 

①  建物の壁は、意外と平らに見えて平らでない場合がほとんどです。

 

普段はあまり気にしていないので当たり前に平らだと思い勝ちすが、その壁に何かをつけるとなると膨らんだり凹んだりしていることが分かるようになります。特に一直線のバーを当ててみるとどの部分が凹んでどの部分が膨らんでいるかがよく分かります。

後付けのひさしにとってたったの5ミリでも、いろんな影響を及ぼすことになります。

例えば、ブラケット(屋根受け)を取り付ける場所が凹んでいる場合、側面から見て他所につけたブラケットより深く取り付けられたことになりますので、屋根シートを挟んで組み立てた時に歪みの原因になります。この場合は、ブラケットのクリップをボルトで締めることが難しくなります。この歪みを直すには凹んだ場所に取り付けたブラケットの取り付け金具(アンカーやコーチスクリュー)を緩めながら、クリップを閉めてから再度締め直してください。

 

②  ブラケットを付けることができたら、コーキングをする前に前固定ポールを挿して見てブラケットが水平であるかを確認します。

 

ブラケットをそれぞれ取り付けた後、奥固定バーに溝を作り差し込みます。 屋根シートを入れる前に壁と奥固定バーの隙間をコーキングしますが、ここでもう一度確認しましょう。

ブラケットの先っぽに前固定ポールを差し込んで見てください。 その際、すんなりとポールが通るとブラケットの高さが水平に揃っていると判断できます。 しかし、あるブラケットだけがキツかったり、通せなかったりするとしたら、ブラケットの高さが合わないか、①のように壁が膨らんだり、凹んだりしていてブラケットが垂直に取り付けられていない可能性があります。

その際も、ブラケットを取り付けた金具を緩めたり、締め上げたりして、前固定ポールがすんなり通るように調整します。

これさえできれば、あとは、順番通り組み立てるだけで問題なく簡単に仕上がります。 横幅の長いもの(2メートル以上)は、配送上の問題で連結(ジョイント)部分があります。 例えば、横幅3メートルの場合は、1.5メートルのパイプ2個で配送されますので、連結ソケットでパイプを繋ぐことになります。二つのパイプを差し込んで見るとブラケットが正しく付けられているかがよく見てとれます。 横幅の短いものはそこまで厳しくないので、出来上がりを楽しみながら進めていただければと思います。

 

③  建物の壁面がデコボコしていますので、出来るだけブラケット(屋根受け)の背面をしっかり壁にぐっつけるようにします。

 

建物の壁面材には、材質感を生み出すためにいろんな模様があります。 凹凸があったり、不規則的な凹みなどが実際存在します。 壁面にブラケットの背面がどれほどぐっついたかによって庇の強度が決まりますので、実際ブラケットを壁面に当ててみてください。 隙間が多く見受けられるのであれば、ブラケットを取りつけたい場所にコーチスクリューを打つための下穴を作ってから、前持ってコーキング用のシリコン材をブラケットの背面にも、たっぷりつけてから固定するようにしてください。

出幅1000までであれば、真ん中の14mmアンカー穴にコーチスクリュー2本(M8・全長90mm)で止めるだけでも強度的に問題ありませんが、壁面の状況によっては物足りない場合もあります。その判断はコーチスクリューを2本を止めてからブラケットを持って左右に揺らして見ると固定具合が分かると思います。その際は、両サイドに設けられてある6mm穴を使って、パワービス6本(M6・全長75mm)で追加止めします。

 

④  奥固定バーに差し込む屋根シートの上下の保護フィルムを10センチ程度剥がして、フレームに差し込むと作業が楽になります。

 

ケノフィックスの骨組みの形が整ったら、屋根シートを差し込みます。 屋根シートには、両サイドに保護フィルムが付いてありますが、文字がある白いフィルムが上面(太陽側)になります。 奥固定バー(壁面側)に差し込まれる部分を上下とも10センチ程カットするか、捲り差し込むと作業が楽になります。

屋根シートは、2ミリ厚のポリカーボネート製で柔軟性があり、曲げたり、叩いても割れることはありませんが、ただその分、傷付きやすいので十分気をつけて慎重に扱ってください。 奥固定バーに先ず差し込んでから残りのフィルムを剥がしシートを前固定ポールに差し込みます。

 

日曜大工(DIY)で、この四つのポイントに注意しながら、進めていけば、ブラケットは正しい高さ、正しい角度で正確に取り付けられたことが見て取れますので、DIYの楽しさを思う存分味わうことが出来るかと思います。

ケノフィックスを後付けして何よりの楽しみは、取り付け終了後の見栄えが最高に格好いいということです。 汗を流しながら登山し、山頂に立った時に吹いてくる風の涼しさのような爽快感があります。 DIYでひさしを後付けしたいとお考えの皆様~ 是非一度、挑戦してみてください。^^