玄関に庇を後付けして雨の吹き込みから解放されました。
千葉県船橋市行徳駅前 T様邸 (RC造 PC1500 x 2500mm ブラケット:グレー/ シート:ブラウン)雨樋施工
今回の現場はRC造の3階建で白ベースに赤のタイルで飾ったお洒落な一軒家でした。 エントランスに1500幅の庇をつけたいのですが、取り付けご希望場所の縦幅が400mmしかなく1500幅の庇に耐えるほどの軽い庇を見つけるのに一苦労なさったとのことでした。 何度も電話で現場の状況を互いに確認しながら補強ポールをつけなくても良いとの判断に至り、丁度いいものが見つかり本当に嬉しかったとのことでした。^^
本来、木造に取り付ける場合は奥行き1500幅になると、本体は軽いけれど奥行きがある分風に影響されやすいわけですので補強ポールで固定しなければなりません。 補強ポールをつけるには350mmの縦幅が必要になりますが、今回幸いRC造でしたし、横幅も250センチ程度だったので、補強ポールで固定しなくても十分な強度が取れ流と判断し進めることができました。
今回ケノフィックスの先端に雨樋設置希望だったのですが、既存の庇が1メートルほどあるところに1.5メートルを付き出すわけですので全体を考えると2.5メートルの排水パイプをつけることになるので全体の見栄えを考えると天高も高いし、雨樋を設けなくても良いかと思いましたら、やはり雨樋を作って欲しいとのことだったので先端の前固定ポールを切り取って雨樋を作ることになりました。
ケノフィックスは、前固定ポールというアルミのパイプが形状を保つため先端に入っており、そのパイプの上部をスパムの缶詰(?)をあけるようにベンチで簡単に切り取ることができます。 上部を切り取ったパイプに自然に雨水は入るようになりますので、別パーツをつけなくても1箇所に雨水が流れるようになります。
雨樋加工が簡単でやりやすいし、天高によっては必要な場合もありますが、今回のように周りに既存の排水溝がなく、しかも既存の庇の上につけるので排水パイプがかなりの長さになる場合は無理につけなくても良かったかなとも思います。^^
雨樋って昔、木造が多かった時代には雨水により建物が腐食することを防ぐために絶対必要でしたが、近頃は腐食されない防水できる良い素材も結構使われておりますし、何よりRC造などには腐食の心配はありませんので無理に雨樋を設ける必要ないかとも思います。 時間経つと塩ビの雨樋が一番壊れやすいのでメンテナンスの面でもどうかなと思います。
とにかく今回は職人さんの腕により綺麗に仕上げていただいて感謝でしたし、お客様にも気に入っていただいて満足の笑みを伺うことができたのでやり甲斐のある現場でした。^^