庇を後付けして賃貸アパートの快適な環境を見栄え良く整えます。

東京都世田谷区桜上水 ( PC1270 x 8500mm / PC550 x 1200mm / PC1270 x 5700mm )
今回の現場は庇を後付けして賃貸アパートの通路と外階段を見栄えよくリフォームしたいとのことで連絡いただきました。 木造で柱の位置に合わせてブラケット(屋根受け)を取り付けることのできるケノフィックス(CANOFIX)ですし、建物に囲まれており風の影響もそこまで強くない状況でしたので補強ポール無くても簡単に取り付けできると思いました。
しかし、実際現調に行ってみたら外階段が建物から13度ほど開いていました。 建物自体が直角ではないので、その壁に後付けするひさしも直角で取り付けできない状況でした。 どんな感じに庇を取り付ければ良いか理解していただくためにイメージで検証してみました。
ケノフィックス(CANOFIX)は、加工性に優れておりますので壁の障害物をいじることなくひさし自体をくりぬいたり、切ったりする事で現場にぴったりあわせられるのが特長です。 ですのでブラケットの間隔を縮め13度浮いている分、屋根シートをカットすれば角度の合わない壁にもぴったり合う庇を取り付けできると思いました。(PLAN A参照)
また、お客様が気になさっていたのは建物奥から続く通路の壁に合わせて庇をつけると外から見た場合階段との角度が当然合わないので見栄えとしてどうかと心配なさっておりました。 そこで考えたのがPLAN Bの案です。 木材で手すりにつながる骨組みを作る計画でしたので、そこにブラケットのベースになる13度分の枝をつける事で直角の庇をそのまま付けるようにして外階段との角度を合わせるようにしました。 そうすれば、外から見てもスッキリに見えると思います。
僕の考えとしては、構造上上部に50センチの庇(PC550)と斜めに取り付ける階段用庇(PC1270)がサイズの異なる別パーツですのでそれを無理やり合わせなくても良いのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
とにかくイメージとしては、どっちも悪くないとは思います。^^ 作業的にもっと手間がかかりますのでB案よりはPLAN Aの方がやり易いとは思いますが、お客様の選択が楽しみです。^^
建物に違和感なく溶け込み見栄えを変えることにより、建物の付加価値を上げた事例になると思っております。後ほど完成写真アップしますのでご期待いただければと思います。^^