後付け庇で車のボンネットに落ちる雨滴をシャットアウト
東京都荒川区 奥行き1500x W3500mm (ブラックブラケット・ブラウンスモッグシート)
後付け庇「ケノフィックス」を取り付けできるか連絡をいただき向かった先は
不規則な傾斜のついたタイルで仕上げられたビルトイン車庫の雨よけでした。
実際、不規則的な自然石タイル面での施工経験もありましたし、
目地のないタイル面での取り付けも、ぼちぼちありましたので
その目地の部分にシリコンを注入し雨水を止めれば問題ないので
日程を決め、取り付けに参りました。
一戸建の木造でしたげ、タイルの厚み分を考え、
普段使うM8x90のコーチスクリューではなく、M8x120のコーチスクリューを使い
柱にしっかり固定できるようにしました。
タイルの表面が、7°ほどの傾斜がついていたので
屋根受け(ブラケット)のベイスを壁にピタッと止めることができませんでした。
(ピタッと止めようとするとブラケットが歪み捻られるような感じでした。)
ですので壁面に対し並行になるように大体のところまで閉めて
段差のところはスペーサーを挟みレベルを合わながら
ブラケットが揺れないようにしっかり固定しました。
(スペーサーを入れた部分はコーキングで外から見えないように
見栄えを整えながらの作業でしたので結構時間を潰ました。)
午前中にちょっと雨も降り、お客様が色々と手伝っていただいていたので
取り付け完了し喜んでくださったのが本当に感無量だった現場でした。
しかし、何日後雨漏りの連絡が入りました。
再度現場を訪ね、水をかけてみたら雨よけをついていなかったことの同じように
ジャージャー漏れていました。
車のボンネットに落ちる雨滴を見て本当に心苦しかったです。
ポタポタ漏れることは何回かありましたが、
今回のようにジャージャー漏れるのは初めてで本当に驚きました。
後付けした庇の上のタイルの2段ほどをシリコンで結構時間かけて埋めていましたが、
シリコンを注入しても壁奥までは行き届いていなかったようでした。
その上に何か補修することもできないし、意味のないことのようでした。
快適に生活するために雨よけをつけたのに、ジャージャー漏れる雨水を見て
お客様の顔が浮かび上がり本当に心苦しかったです。
どうすれば雨漏りをなくせられるか
結構悩みましたが壁に伝って入り込む雨を防ぐのは無理のように思えました。
思ったのは、防ぐことが出来ないのであれば受け止めて流せる方法でした。
後付けした庇の屋根下にはなりますが、市販の雨樋をつけて
車の出入りに妨げにならない部分で縦樋をつけて地面に流しました。
雨がまた降った何日か後につけてくれた雨樋がちゃんと機能しているとの
喜びのメールをいただきました。
雨や、斜面による段差もあり、作業自体もまた、
雨漏れによる対応も本当に大変だったのですが、
その分、たくさん学ぶことが出来たのも感謝でしたし、
手伝ってくださったお客様のご期待に添えることができて嬉しかったし、
快適な空間を作って差し上げることが出来た、本当にやり甲斐のある現場でした。^^