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ベランダに屋根は必要!屋根を後付けするメリットと費用相場

2021/12/28
ベランダに屋根は必要!屋根を後付けするメリットと費用相場

インナーテラスではない場合、ベランダの屋根は住宅を建てる際にオプション工事として扱われることが多いため、屋根を付けない人もいます。しかし、実際に暮らし始めてから気が変わって「やはりベランダに屋根を付けたい」と感じることもあるでしょう。

当記事では、ベランダに屋根を後付けするメリットと費用相場を解説します。「屋根を後付けしたい」「工事費用は抑えたい」という人におすすめの対処法も紹介するため、ベランダに屋根を取り付けて暮らしの質を高めましょう。

 

1.ベランダに屋根は必要?不要な方角はある?

ベランダの屋根は、暮らしの快適性を左右する要素です。屋根がないベランダに不便を感じている人は、後付けを検討しましょう。

特に、ベランダが南・南東に向いている場合は後付けの必要性が高いと言えます。南・南東向きのベランダは強い日差しが入りやすく、室内の温度上昇を不快に感じることがあるためです。ベランダが西に向いている場合も南・南東向き同様、強い日差しが入りやすいため、屋根があると快適に過ごしやすいでしょう。

その一方で、ベランダが北に向いている場合は部屋に日差しが入りにくいことから、基本的に屋根の必要性は低いと言えます。

 

2.ベランダに屋根を後付けするメリット3選

ベランダに屋根を後付けすると、暮らしの快適性が向上することもあります。特に、2階にベランダを設置し、物干し場として活用している住宅においては、屋根を後付けするメリットは大きいです。以下では、ベランダに屋根を後付けする3つのメリットについて、具体的に解説します。

 

2-1.雨が降っても洗濯物が濡れにくい

ベランダの屋根は、干した洗濯物や床に置いているサンダルを雨から守る役割を果たします。ベランダに屋根があると、急な雨の日でも洗濯物が濡れにくく、梅雨時の外出も安心です。

雨対策として屋根を後付けする場合は、軒先と物干竿の間に30cm〜50cm程度の空間を確保することを前提に幅や奥行きを選びます。奥行きが狭すぎると洗濯物を守る働きが薄れるため、注意しましょう。

また、ベランダに後付けする屋根の中には、耐積雪仕様の商品も存在します。耐積雪仕様の屋根は、洗濯物の雪対策を行いたい場合に便利です。

 

2-2.日差し・紫外線をカットできる

ベランダに屋根を後付けすると、室内に入り込む日差しをカットできます。強い日差しによる室内温度の上昇を抑えられるため、夏場の冷房費を削減することが可能です。

日差しによる室内温度の上昇を抑えるための対策としては、遮光カーテンを活用する方法もあります。しかし、遮光カーテンは引き忘れた場合に十分な効果を得られません。屋根を後付けすれば常に日差しを遮れるため、室内温度の上昇を効果的に抑えられます。

また、ベランダに屋根があれば、洗濯物にあたる紫外線をカットできます。紫外線は洋服に使用されている色素の化学変化を招き、色落ちさせる原因になります。そのため、屋根を後付けして紫外線をカットすると、愛用している洋服を長持ちさせられるでしょう。

 

2-3.プライバシーを確保できる

ベランダに屋根を後付けすると上からの視線を適度に遮り、プライバシーを確保することが可能です。住宅が密集している地域でも、ベランダに干している洗濯物を近所の人に見られてしまう心配は少なくなるでしょう。

プライバシーを確保するために屋根を後付けする場合は、マット調のデザイン(曇りガラスのようなデザイン)がおすすめです。透過率の高いポリカーボネート素材の屋根を選べば、マット調のデザインでも採光性を著しく妨げることはありません。

 

3.ベランダに後付けできる屋根の種類

ベランダに後付けできる屋根の形状や素材には、複数の種類があります。どれを選ぶのかによって期待される効果が変化するため、屋根を設置する目的や家族の希望を踏まえて、後悔しない決断を出すことが大切です。以下では、屋根の形状別の特徴と注意点を紹介します。

アール型

アール型とは、前枠部分が丸みを帯びた形状で、アルファベットの「R」のように見える屋根を指します。屋根の上部を広く包み込む形状になっているため、横殴りの雨の吹き込みを防ぐことが可能です。また、アール型は屋根に雪が積もりにくく、豪雪地域の住宅にも向いています。

フラット型

フラット型とは、上部が平坦な形状の屋根を指します。フラット型はアール型と比較してすっきりとした雰囲気に見えやすく、外観にこだわりを持つ人に人気の形状です。ただし、フラット型はアール型と比較して、雨や雪に対する対策効果が低い点には注意しましょう。

ルーフ型

アール型やフラット型は、ベランダの両端に柱を立てて上部の屋根を固定します。その点、ルーフ型は柱を立てず、外壁に固定するタイプの屋根です。ルーフ型では柱を立てるスペースを節約できることから、広々とベランダを使用できます。また、室内から外の景色を見る時に、柱によって視界が遮られない点もメリットです。

 

3-1.ベランダに後付けできる屋根の素材

ベランダに後付けする屋根と一般的な住宅の屋根では、使用する素材が異なります。ベランダに後付けする屋根の素材の代表例は、塩化ビニル・ガラスネット・アクリル板・ポリカーボネートです。以下では、それぞれの素材の特徴を説明します。

塩化ビニル

塩化ビニルは非常に安価で購入できる反面、劣化しやすいという特徴を持ちます。塩化ビニルの耐用年数は一般的に5年程度と言われており、屋根の素材に採用した場合、頻繁な交換や修理・メンテナンスが必要です。

ガラスネット

ガラスネットは、格子状にガラス繊維が入った素材です。ガラスネットは塩化ビニルと比較して耐用年数が長く、手頃な値段で購入できるものの、10年弱に1回程度の交換や修理・メンテナンスを要します。

アクリル板

アクリル板は別名「割れないガラス」と呼ばれるほど、透明度・強度の高い素材です。アクリル板は酸やアルカリに強い上、加工しやすいという特徴を持ちます。また、ポリカーボネートが登場する以前にベランダ・バルコニー・テラスなどの屋根によく使用されていた素材です。

ポリカーボネート

ポリカーボネートは別名「割れないプラスチック」と呼ばれるほど強度が高く、耐用年数も長い素材です。ポリカーボネートの耐衝撃性はアクリル板の約20倍とも言われており、十分な耐久性が期待されるにもかかわらず抜群の加工のしやすさも誇ります。

 

4.ベランダに屋根を後付け修理する際の費用相場

ベランダに屋根を後付けする際の費用は、設置工事費込みで10万〜15万円程度が相場です。屋根本体の相場価格は機能性やメーカーに応じて変動することが多く、15万円以上かかるケースもあります。また、設置工事費は施工地域や住宅の状態によっても上下することがあるため、費用が気になる場合は見積もりを取りましょう。

屋根を後付けする際の工事期間は、1日〜2日程度が目安です。リフォーム会社によっては着工時に立ち会いを依頼されるケースもあるため、スケジュールを確認し、日程調整を行いましょう。

 

4-1.後付け費用を節約するなら「庇のDIY」がおすすめ!

10万〜15万円の後付け費用を負担に感じる人には屋根ではなく、後付け庇がおすすめです。庇とは、屋根の下部に取り付ける小さな屋根のことを指します。後付け庇はDIYで取り付けできるため工事費用がかからず、限られた予算の範囲で屋根に代わるものを作ることが可能です。

ケノフィックスでは、丈夫でおしゃれな後付け庇を扱っています。ケノフィックスの後付け庇は、太陽熱によって変色・変形しにくいことが特徴です。DIY経験の浅い人でも簡単に取り付けできるケノフィックスの後付け庇を、ベランダの屋根代わりにぜひご活用ください。

DIYできる軽くて丈夫な後付け庇 (CANOFIX)

 

まとめ

ベランダの屋根は、洗濯物の雨避けやベランダに面した部屋の遮熱対策として機能します。また、ベランダに屋根を後付けすると、住宅が密集している地域におけるプライバシー対策も行うことが可能です。

屋根を後付けするための費用相場は選択する商品の機能性などに応じて変化しますが、10万〜15万円程度が通常です。限られた予算内でベランダへ屋根に代わるものを付け、理想の生活を手に入れたい人は、ケノフィックスの後付け庇をご活用ください。